うさぎのりんご
粘土
- 西川 智之1974-
- 西川は1993年、「八木一夫が出会った子供たち」展(滋賀県立陶芸の森)に出展したことで注目を集めて以降、国内外で作品を発表している。作品の特徴は、小さな要素を繰り返し増殖・密集させ、一つの大きな集合体を形作るという方法である。「帆船」を形成...
西川 智之
1974-
西川は1993年、「八木一夫が出会った子供たち」展(滋賀県立陶芸の森)に出展したことで注目を集めて以降、国内外で作品を発表している。作品の特徴は、小さな要素を繰り返し増殖・密集させ、一つの大きな集合体を形作るという方法である。「帆船」を形成するのは水兵の集合体であり、「りんご」を形成するのは、なぜかウサギの集合体となっている。作品は、3、4時間で一気に形になっていく。西川は1990年、近江学園への入園を機に、粘土による制作を開始した。卒園した現在も定期的に園を訪れ、制作し続けている。
陶土で作られた焼き物の立体作品だ。高さは20cmから30cmほどで、幅は20cmから50cmほどの大きさ。作品には、船、りんご、パイナップル、家、とうもろこしというタイトルがつけられている。それぞれのモチーフの形を意識して作られているが、細かなパーツをたくさん組み合わせて作られているのが特徴だ。