チアード怖い
紙、ボールペン 300×300
- 浅野 春香1985-
- 浅野の作品を構成するのは、身近な人物や植物、動物といった画題と、幾何学の模様、無数のドットである。カラフルに彩ることも、単色で表現することもあり、いずれも、異次元に吸い込まれていくような心象風景として描かれていく。本展では、英語でサンゴを意...
浅野 春香
1985-
浅野の作品を構成するのは、身近な人物や植物、動物といった画題と、幾何学の模様、無数のドットである。カラフルに彩ることも、単色で表現することもあり、いずれも、異次元に吸い込まれていくような心象風景として描かれていく。本展では、英語でサンゴを意味するCoralをタイトルにした《コオラル2》と、動物と植物が一体化したような作品《チアード怖い》を展示した。
《コオラル2》は、紙製の米袋を支持体として、約3か月かけて描かれた。古生物学者である浅野の父親が、サンゴの研究をしていたことが、着想源となっている。画面中央の黄色い丸は月。満月に近い夜に一斉に産卵するサンゴの習性を表現している。