石
木製パネル、アクリル絵具、油絵具 1027×727
- 中山 正仁1950-
- 中山が絵を描くようになったのは、26歳の頃。入院していた病院で、看護師に描き方を教えてもらったそうだ。その後、住んでいたアパートの隣にアトリエを構えた。そこでは、かつて見た風景や花、動物、女性像など、多岐にわたる絵を描いていった。 《外国航...
中山 正仁
1950-
中山が絵を描くようになったのは、26歳の頃。入院していた病院で、看護師に描き方を教えてもらったそうだ。その後、住んでいたアパートの隣にアトリエを構えた。そこでは、かつて見た風景や花、動物、女性像など、多岐にわたる絵を描いていった。
《外国航路》では、点描によって統一感のある画面を作り出している。画面全体を覆うドットは、海面に降り注ぎ反射する光の粒。その中を一隻の船舶が航海している。本作は、18、19歳の頃、海外から船で運ぶ仕事に携わった時に見た風景であり、脳裏に刻まれた忘れることのできない光景であるという。《石》もまた、点描を用いた作品であり、共に情感あふれる作品となっている。