おかみちゃん
紙、油性ペン、水性ペン、油性ボールペン、ジェルボールペン、色鉛筆 785×540
- 冨田 聖治1959-
- 絵を描くことが好きでカレンダーの裏やチラシの裏等、描けるところがあればどこにでも描いてしまう好奇心旺盛な聖治さん。今では、部屋の壁や家具、家電にまで描いており、お部屋がまさにアートになっている。 戦隊ヒーローや動物を描くことも好きで良く描い...
絵を描くことが好きでカレンダーの裏やチラシの裏等、描けるところがあればどこにでも描いてしまう好奇心旺盛な聖治さん。今では、部屋の壁や家具、家電にまで描いており、お部屋がまさにアートになっている。
戦隊ヒーローや動物を描くことも好きで良く描いているが、代表作は「おかみちゃん」だ。描き始めのきっかけになったのは年賀状のイラスト公募に応募したこと。お正月らしい絵をテーマに描いた時に生まれたのが「おかめ」を模した「おかみちゃん」だった。初めはシンプルなおかめの顔だったものが徐々にリボンをつけ、携帯電話を持ち、おしゃれをさせてみたり、動物たちを書き込んでみたり、そして今ではおかめの顔に虫が這い、フルーツがのり、何とも奇想天外な絵に仕上がっている。描いた絵には必ず物語があり、一つ一つ話して聞かせてくれる。彼にとって絵を描くことはコミュニケーションのひとつでもあり、生活の中で必要不可欠な時間となっている。(木村理恵/支援員)
縦向きの紙いっぱいににこやかな女性の顔。
しもぶくれの輪郭、真ん中分けのおかっぱ頭、ほっぺに赤く塗りつぶした丸。
福笑いの顔にも似ている。その顔を背景にして、人間の絵や何かのキャラクターのような絵や動物など色々と描かれている。例えば、女性の真ん中分けの右半分の髪の毛の上には犬がバンザイ、その下、赤い髪留めのあたりには、顔は人間、体は四つ足の胴長の生き物。更に下に焦げ茶色の犬、二本足で立っている。その犬は赤い顔の人物と手を繋いでいる。
といった具合。顎の下には小さくウルトラマンのようなキャラが7人並んでいたり、右下の隅に水色に赤の配色の扉があったり、何か物語があれば聞いてみたいと思わせる作品。