日々の出来事
紙、水性ペン 765×1085
- 森川 里緒奈1998-
- 紙面を埋める青い文字は、彼女の日々の出来事が綴られている。会話やお出かけをした時のこと、好きなこと、友人のこと、数字のことなど思い浮かんだことを次々と綴っていく。また文字の隙間を埋めるように不思議な形の模様や点々を加えていく。 彼女はおしゃ...
紙面を埋める青い文字は、彼女の日々の出来事が綴られている。会話やお出かけをした時のこと、好きなこと、友人のこと、数字のことなど思い浮かんだことを次々と綴っていく。また文字の隙間を埋めるように不思議な形の模様や点々を加えていく。
彼女はおしゃべりがとても好きで、家族やスタッフ、アトリエに来るお客さんとの会話を楽しみにしている。その会話がまた文字となって現れていく。また青色が一番のお気に入りの色であり、それは出かける時に乗る電車の青いラインから来ているのではないかと思われる。単に文字を連ねただけの作品ではなく、彼女の気持ちや暮らしの中の楽しみなどが込められている。(石平裕一/アートサポートセンタースタッフ)
白い紙いっぱいに丸みを帯びた平仮名で埋められている。平仮名は青いペンで書かれている。
パッと見て、縦書きしたものの羅列という印象だが、文章として理解できるものは少ない。
ところどころ、渋滞といった感じに平仮名が密集している部分があって、そこに何かあって人だかりしているような印象も受ける。
真ん中のあたりは比較的隙間があるので、目を凝らしてみると、
「きいてもらったらありがとうねまたあそびいにいつてきいますね」や
「おひいるこはんおたべさしいてもらつうてやいいましいた」などと綴られているのがわかる。