色鉛筆、フェルトペン・紙、297x 210
- 末廣 大翔2002-
- 特別支援学校に通う高校3年生、末廣くんは、中学部1年生のころから絵を描くのが好きで、学校で20分間の休み時間に描いて、その都度完成したり次の休み時間に続きを描いたりしている。A4のコピー用紙を色鉛筆で埋めていく。しっかり塗り込んで余白も隙間...
末廣 大翔
2002-
特別支援学校に通う高校3年生、末廣くんは、中学部1年生のころから絵を描くのが好きで、学校で20分間の休み時間に描いて、その都度完成したり次の休み時間に続きを描いたりしている。A4のコピー用紙を色鉛筆で埋めていく。しっかり塗り込んで余白も隙間もなく色面で埋められ、時々日付や食べたものの名前など文字も書かれている。対象が何であるのかに関わらず短い棒線が並んでいるものもある。なにを描くかといえば、ハンバーガーやアイスクリームやチョコレートなど大好きなものたち。単純化された形態は抽象絵画にも見えて、チョコレートなどは石畳模様のようだ。2019年に始まった佐賀県の福祉事務所が企画する「がばいアーティストたち」展に昨年、今年と続けて参加している。