動物の大行進(1)
鉛筆、色鉛筆、サインペン、ポスカ・紙、480 x 15000
- 坂口 倫太朗2000-
- ラスコー壁画から抜け出してきたのか?大群を成す動物たち、牛や馬、象、キリン、豹に鹿、ライオン、山羊や水牛もいる。みな画面の右から左へ向かって行進している。駆け出すポーズの一群や、のろりと歩いている群れもいる。猿や鳥は画面の上方で枝にぶら下が...
坂口 倫太朗
2000-
ラスコー壁画から抜け出してきたのか?大群を成す動物たち、牛や馬、象、キリン、豹に鹿、ライオン、山羊や水牛もいる。みな画面の右から左へ向かって行進している。駆け出すポーズの一群や、のろりと歩いている群れもいる。猿や鳥は画面の上方で枝にぶら下がり、飛び回りして行列を眺めている。この行進はどこへ向かっているのか、何を目指しているのか?所々に日本、アジア、ヨーロッパなど世界の地域名や国名があるので、動物図鑑の生息分布図なのかと目を凝らすが、各部分で分類のちがいは見られないので、行列の順番は思いつくままなのだろうと察せられる。坂口は中学生のころから動物群を描き始めた。はじめ単体の紙だったものが、あるとき突然紙をつないで描き続けるようになった。鉛筆やボールペンで輪郭を描き、色鉛筆とポスターカラーで着彩していく。学校や事業所と自宅を行き来するときも巻いた紙や画材を持ち歩き、どこでも制作できる方法を見つけている。