森の道-赤い森-
布(カンバス)、アクリル 額1175×920×50
- 田﨑 飛鳥1981-
- 埼玉県新座市に生まれ、中学入学を機に母の生地である岩手県陸前高田市に移り住んだ。2歳の頃には絵本よりも藤井勉や松本竣介の画集をじっと見つめていたという。 幼い頃から絵を描くことに親しんだ田崎は、小学校高学年の頃には「僕は絵を描く人になる」と...
埼玉県新座市に生まれ、中学入学を機に母の生地である岩手県陸前高田市に移り住んだ。2歳の頃には絵本よりも藤井勉や松本竣介の画集をじっと見つめていたという。
幼い頃から絵を描くことに親しんだ田崎は、小学校高学年の頃には「僕は絵を描く人になる」と宣言したという。油彩を中心に、家族をはじめとする身近な人たち、また幼い頃から愛着を持っている動物たちなど自然の姿を多く描く。
2011年の震災で田﨑は大勢の親しい人たちを失い、また自宅と共にすべての作品も失った。その後田﨑は長く絵筆を取ろうとしなかったが、やがて亡き人たちへの追悼と生き延びた人たちの安らぎを願い制作を再開した。
蛍光色も用いた幾重もの重ね塗りによって独自の色彩を創り上げていく。「色の声が聞こえる」と田﨑は言う。