玉すだれの滝
クレパス 533×371
- 阿部 勝康1945-
- 成人したのち勤めていた職場で、仕事関係のポスターやイラストを描く機会があり、「表現」することが好きだった。40代の頃に視力を失い、絵を描くことから数年間遠ざかった。現在は見えていた頃の風景を思い起こしながら、月に2回の絵画教室で制作をしてい...
阿部 勝康
1945-
成人したのち勤めていた職場で、仕事関係のポスターやイラストを描く機会があり、「表現」することが好きだった。40代の頃に視力を失い、絵を描くことから数年間遠ざかった。現在は見えていた頃の風景を思い起こしながら、月に2回の絵画教室で制作をしている。
30年ほど前に見た、山形県酒田市にある「玉簾の滝」の迫力が心に残り、滝の絵を書き始めた。滝の「音」を絵で表現したいと阿部は言う。また、作品「羽黒山」は40年前に子供たちと登った思い出を基に描いている。一番描きたかったのは、巨大な杉の木と長い階段を登る苦しさだという。