富士山
色鉛筆・紙 320×415
- 藤橋 貴之1963-
- 藤橋は1983年、20歳の頃に通っていた福祉施設の取り組みで行われていた絵画制作に参加し、絵を描き始めた。それから現在まで、自宅や通っている施設の工房で多くの風景画を残している。写真で見た世界各地の景色や、実際に自分が赴いた土地で描いたスケ...
藤橋 貴之
1963-
藤橋は1983年、20歳の頃に通っていた福祉施設の取り組みで行われていた絵画制作に参加し、絵を描き始めた。それから現在まで、自宅や通っている施設の工房で多くの風景画を残している。写真で見た世界各地の景色や、実際に自分が赴いた土地で描いたスケッチをもとに、170色の色鉛筆を駆使しながら描きあげていく。筆圧の強い丹念な塗り込みにより、色鉛筆とは思えないような質感で面が塗られているのが特徴の一つといえ、筆致の流れを感じさせないフラットな平面表現がなされている。なお、今展では、日本の風景を描いているものを中心に展示している。
作品は、縦30から41cm×横40から53cmほどの大きさの画用紙に、色鉛筆で描かれている。作品はそれぞれ「二見浦と夫婦岩」、「銀座」、「富士山」、「厳島神社の大鳥居」、「小樽運河」というタイトルがついており、各地の風景が描かれている。