描きたいが、止まらない

監督　近藤剛
2019年製作／90分／G／日本
配給：パオネットワーク

アール・ブリュットの分野で絵が世界的に評価されている古久保憲満さん、滋賀県出身２３歳。発達障がい（自閉症）を抱えながら、幼い頃からスケッチブッックに絵を描き続けてきた。中学生になる頃から、インターネットやテレビで見た世界情勢や世界中の街のに興味をもち、そこから自分だけの街を作り上げていく。21歳の時、6年かけて、100本の色鉛筆とボールペンを駆使し、縦1.6メートル横10メートルの巨大な絵を完成させた。今、憲満がいちばん気になっているのが、将来自分がひとりで暮らせるかどうかということ。自立に挑むちょっとおかしな日々を追いながら、ひとりの男性が必死に生きる姿を伝える。