[国際フォーラム] アジアにおける障害のある人の文化芸術のいま
Session 3 ソーシャルアクションとしての文化実践
ロザリーナ・アレキサンダー・マッケイさん[タイ](レインボールーム・ファウンデーション代表)
バンコクのアサンプション大学 (ABAC) で経営管理学の学士号を取得した後、編集者および営業責任者としてオグルヴィ・アンド・メイザー(タイ) に入社。 またチュラロンコン大学でマスコミュニケーションを学び、ホスピタリティ業界の人材開発分野にも参画。
第1子出産後はフルタイムの母親として、タイで最初の乳児保育のサポートグループに参加。第2子出産後は、タイで最初のスペシャルニーズの啓発団体レインボールーム・ファンデーションを共同設立。スペシャルニーズのある子どもの家族の権利の擁護者でありながら、講演、翻訳、執筆も行い、ゴードン・トレーニング・インターナショナルの効果的ペアレントトレーニングプログラムのインストラクターも務める。現在は夫・子どもとともにバンコク在住。
ミスーダ・フーアンスッコンさん[ラオス](インディペンデントキュレーター、ソーシャルワーカー)
メコン・アート・イニシアチブ(MAI) の創設者および、ラオス・ギャラリーのマネージャー。1975 年にラオスが独立し、1985 年に両親がラオスで最初のアートギャラリーであるラオス・ギャラリーを設立したことでアートに目覚める。2013年シンガポール・ビエンナーレの共同キュレーター、2010年福岡アジア美術トリエンナーレのラオス人アーティスト審査員、2012年、2014年シンガポールのシグネチャー・アート・プライズのラオス人アーティスト審査員を務める。2016年には台湾文化省において、東南アジアと台湾の間の芸術文化活動を促進するため東南アジア諮問委員会メンバーに就任。
ヴァレリー・ジャケスさん[マレーシア](マネージングディレクター、臨床心理士)
臨床およびコミュニティでの治療に加えて、組織の世界に足を踏み入れた最初のマレーシア人臨床心理士。 アテネオ・デ・マニラ大学(フィリピン)で臨床心理学の博士号を取得。30 年にわたる活動の中で、マレーシアとアジア太平洋地域の、地元企業と多国籍企業を経験。 1999 年、あらゆる分野の人々を治療するツールとしてアートを用いて、クリエイティブな世界に足を踏み入れる。言葉でのコミュニケーションが難しい人の発達や成長において、アートが効果的なアプローチであることが分かり、今では、アート以外にも、箱庭療法、クレイセラピー、音楽運動療法などを活用している。