MUSEUM

「アヴァンギャルド」は元来軍事用語で「先駆者」を意味し、サン＝シモンらによって芸術的革新を担う者として再定義されました。本展『アヴァンギャルドですが、なにか？』では、日常や個人的な経験を出発点に、既成概念を問い直す作品を紹介しました。アートは固定されたものではなく、個々の解釈によって再定義される創造的な営みであり、作家の真摯な姿勢や情熱は、鑑賞者の心に強く響きます。さらに、障害も制約ではなく、独自の視点として創造性や社会的包摂を促す力と捉え直します。本展覧会は、情熱と違いへの開かれた姿勢こそが「前衛」の精神を生み出すことを伝えてくれるはずです。

黒澤浩美（株式会社ヘラルボニーCAO）

2025大阪・関西万博文化芸術ユニバーサル・ツーリズムプロジェクト
障害者の文化芸術国際フェスティバル（令和7年度日本博2.0事業(委託型)）

「日本人と自然」をアール・ブリュットの視点を通じて国内外に発信する展覧会を開催し ます。グランドオープニング(2020年2月・滋賀)出展作品の一部に加え、新たに参加す る東北地域の作者による作品を併せて紹介します。

日本の風土、文化の中で育まれる表現の豊かさに気付かせてくれるアール·ブリュット。記憶意に刻まれた感覚や、独自の視点で捉え溢れ出る創作の意欲がこの世界に凝縮されている。本展はアール·ブリュットの視点を通じて、 「日本人と自然」を紹介する展覧会です。

2020年2月、滋賀県において、「アール・ブリュット－日本人と自然－」展が開催されました。それから2021年12月まで、この展覧会は全国7地域を巡回し、各地に独創的な表現を届けてきました。2年の旅路の中で様々な出会いを果たし、アップデートした同展ですが、2022年2月、はじまりの場所にして最終目的地でもある滋賀県に、「Beyond」という言葉を加えて、戻ってきました。
旅路の中で出会った各地域の20名のアーティストを紹介する「Traveling―巡り合いの中から」、これから先=Beyondを見据える創造の形を浮かび上がらせる6組の表現で構成する「共同創造―新しいクリエイションのかたち」、この2つのセクションで、200点に及ぶ作品を展示しました。

「日本人と自然」をテーマに全国の作品と、九州の各ブロックから選出された作品を展示します。

北海道では、「アール・ブリュット　－日本人と自然－展」として、アール・ブリュットの視点を通じて国内外に発信する展覧会を開催します。グランドオープニング（2020年2月・滋賀）出展作品から、17名の作品を４期に分けて紹介します。また、岩見沢と札幌の２会場で、北海道の作家を展示し、私たちの家や町、暮らしについて、道内のアール・ブリュット作家たちの作品を通して紐解きます。

「日本人と自然」をアール・ブリュットの視点を通じて国内外に発信する展覧会を開催し ます。グランドオープニング(2020年2月・滋賀)出展作品の一部に加え、新たに参加す る中国・四国地域の作者による作品を併せて紹介します。

「日本人と自然」をアール・ブリュットの視点を通じて国内外に発信する展覧会を開催します。グランドオープニング（2020年2月・滋賀）出展作品の一部に加え、新たに参加する東海・北陸地域の作者による作品を併せて紹介します。計20名の作品が展示され、上越地域で過去最大級のアール・ブリュット展となります。